保険料の支払方法(口座振替・年金天引き)




後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の保険料の支払い(納付)方法はどのようなものがあるのでしょうか?また保険料を滞納した場合の取り扱いはどーなっているのでしょうか?



 保険料の支払方法



後期高齢者医療制度の対象者(被保険者)となった場合、保険料を負担しなければならないことは分かったが、では後期高齢者医療保険料はどのようにして納付、支払うのでしょうか?


/ 支払方法
年額18万円以上
の年金受給者

介護保険と同様に年金から天引き(特別徴収)。

一定の要件に該当する方(
本人の申請に基づいて納付書での支払い、口座振替(引落し)も可能(同居家族などの口座から振替も可能)。



制度開始時には、後期高齢者医療制度のこと自体あまりよく知らない、または保険料が年金から天引きされる事を知らなかった被保険者の方が多く、ある時から年金の振込み額が減少したため一時的に混乱が生じましたねσ(^_^;)


また年金からの天引き(2ヶ月分の年金から2ヶ月分の保険料が天引きされます)の趣旨は以下の通りです。


高齢者の手続きを簡易化し、高齢者の方が金融機関で支払う手間を省くため。

保険料を確実に徴収することによって、他の方々の保険料負担増とならないようにするため。

行政の余分なコストを省くため。


しかし年金天引きにる徴収方法ははあまりにも勝手だと批判が集中したため、そこで平成20年(2008年)7月に後期高齢者医療制度の見直し策が決定し、一定の要件に該当する方は口座振替も可能となったのです。


ただ本当に年金からの天引きは国の勝手な徴収方法でしょうか?


保険料は必ず支払わなければならないものです。それならば年金から天引きする徴収方法は合理的ではないでしょうか?それとも、わざわざ銀行等の窓口へ出向いて納付するほうが高齢者にとって便利なのでしょうか?


サラリーマンの方も毎月、「住民税・健康保険料」は天引きされています。そのほうが確実に徴収できますし、便利だからです。


天引きで騒いでいるのは一部の保険料を支払いたくない人や、勉強不足のマスコミの偏った報道に踊らされている人が多いように感じますね。。。


年金から天引きされる特別徴収の対象となる年金は、「老齢年金・遺族年金・障害年金」などのことで、前年の所得が確定するまでは仮算定された保険料を天引きし(仮徴収)、前年の所得確定後に「年額保険料-仮徴収した保険料」を3期に分けて徴収されます(本徴収)。具体的には、「4月・6月・8月⇒仮徴収」、「10月・12月・2月⇒本徴収」となります。


一定の要件に該当する方とは以下の方たちのことです。


・「年金額が年間18万円(月15,000円)未満の方」

・「介護保険料+後期高齢者医療保険料の合算額が年金額の1/2を超える方(この場合は介護保険料のみを年金から天引きされ、後期高齢者医療保険料は納付書、口座振替で支払います。)」


・「国民健康保険料を確実に納付していた方が、口座振替で納付する事を希望する場合(申請が必要)。」


年金からの天引き、口座振替(納付書での支払い)によって保険料額が変わるわけではありません。


 保険料を滞納した場合



後期高齢者医療保険料は原則、年金からの天引きとなっていますので、年金から天引きされている方の滞納はありませんが、普通徴収(口座振替、納付書での支払い)で納付する方(全体の約2割)の中には意図的に、または仕方なく滞納する方が出てくることも十分、考えられます。


いままで老人医療の受給対象者となっていた75歳以上の方が保険料を滞納した場合でも保険証を取り上げられる事はありませんでしたが、後期高齢者医療保険料を特別な事情なく一定期間、滞納した場合、国民健康保険と同様に保険証を取り上げられてしまい、代わりに有効期間の短い「被保険者資格証明書(短期保険証)」が交付されることになります。


そうなれば病院窓口では医療費を全額負担(10割負担)しなければならなくなりますので、後期高齢者医療保険料を滞納した場合、かなり厳しい取り扱いとなっています。もちろん滞納保険料を支払えば、全額負担していたうちの自己負担分を除いた額が償還されます。


2008年6月の制度見直しによって、保険料を支払える収入(所得)がありながら滞納し、悪質だと判断された場合のみ適用される事となりました。


特別な事情もなく納付期限から1年6ヶ月、保険料を滞納した場合、「保険給付の一時差し止め」という制度も設けられています。





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平成29年1月12日

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